競輪をギャンブルと呼ぶのは止めないか?
ギャンブルという言葉にどうも違和感を感じる。
公営ギャンブルという言葉も苦手だ。
日本では賭博行為そのものが法律によって禁止されているので
スポーツの勝敗を競って賭け(投資)をする事は表向き禁止されている。
競輪は合法的にレースの勝敗に賭けられる
日本で唯一のプロスポーツだ。
そんな日本で唯一賭けを認められたプロスポーツである競輪が
パチンコやパチスロと並びギャンブルというカテゴリーに
所属する事がどうにも納得いかない。
最高時速70kmで走りながら選手同士の駆け引きを展開し
常に落車の危険性と隣り合わせで命懸けのレースをしている競輪と
どの台に座るかで勝敗が決まるパチンコ、パチスロが
同じギャンブルとしてひとくくりにされている。
競輪が大好きなのに、人前で競輪が好きだと言えない。
だからブログで競輪が大好きだと記事を書いている。
人前で「競輪は投資だ」などと言えば、たちまち白い目で見られ
『ギャンブル好きのダメ人間』といった烙印を押されてしまう。
1年前のデータになるが下図を参照下さい。
(※ 経済産業省 経済産業省製造産業局車両室 平成28年4月25日 より引用)
平成18年(2006年)の競輪車券の売り上げ8.611億円を大幅に下回ってはいるが
平成27年(2015年)は競輪車券の売り上げが6.308億円もある。
さらに下図には2016年度企業別総売り上げ高ランキングを掲載している。
日本を代表する企業が名を連ねているが、競輪協会が日本企業の
売上高ランキングに参加したとすると、これらの企業と肩を並べる事となる。
それぐらい競輪界の総売り上げは驚異的な数字だという証明だ。
競輪はこれらの企業と一緒で日本経済の一端を担っている。
競輪に投資する人々は、ローリスクでハイリターンな
競輪の先物取引をしているのだ。
金の先物取引をギャンブルとは言わない。
金相場を予測するより、競輪の3連単を予測するほうが遥かに難易度が高い。
競輪はローリスクでハイリターンを狙う投資だ。
将棋のプロ棋士は30手先の展開まで読んで次の一手を差すという。
私も30通りは展開をイメージして1着2着3着をシュミレーションしている。
プロ棋士も、私の競輪予想も展開を読むという点では一致している。
競輪をギャンブルと呼ぶのは、もう止めないか?